みなさん、暑い夏、冷たいものばかり食べてお腹をこわしたりしてはいませんか?
おいしいからと食べ過ぎてしまって、後で 大変なことにならないように気をつけてくださいね。
さて・・・
みなさん、アイスクリームなど冷たいものを食べて、知覚過敏でもないのに、歯にしみた経験はありませんか?
虫歯か!? ・・・なんて、焦って鏡に走っていったり・・・。
実は、虫歯でなくても、知覚過敏でなくても冷たいものが歯にしみてしまうことがあるんですね。
どんなに丈夫な歯でも、神経(歯髄)に強い温・冷覚などの刺激に対しては伝導してしまいます。歯髄が生きていて、刺激に対してびっくりしてしまうために痛みが脳に伝わり、頭がキーンとなる感じです。
つまり!冷たさが歯髄に伝わり痛みが出るということは健康な歯髄な証拠なわけです。
我々が虫歯が歯髄に達してるか達してないか、微妙なときに頼りにしているのが、歯髄電気診断です。
これは歯に電流を流し、低い電流で痛みがあれば、歯髄が生きているため根管治療をしなくて済み、虫歯治療で収まります。
もしも電流の痛みがなかったら、歯髄は細菌により腐っており、根管治療が必要となります。
もしも電気診断だけでは、はっきりしない場合や、冠がかっぶた歯に対しては、パルパーというコールドスプレーを歯に当て、痛かったら歯髄が元気な証拠になるわけです。
そんな感じで、歯医者に来院した際、 歯科医師が 「どんな痛みでしたか?」 という質問には、患者さまに、どんなに些細なことでも、しっかりと伝えていただくことで、必要な治療方法が円滑に行えることが出来ます。
冷たいものがしみるということは、神経に近接した虫歯かな?とか
温かいものがしみるならば完全に神経が感染しっちゃってるかな?とか
そんな予想を立てながら私たちは毎日治療してるわけです。