歯科医師の高谷です。
鶴見大学の歯学部の学生時代についてお話します。
まず・・・・・歯学部は、医学部同様6年制です。
1年生は一般教養、2年から専門科目が始まります。
2年生のメインは解剖や生理・生化学など正常な人体を勉強し、
3年生からは、いよいよ歯科についての専門分野を
勉強していきます。
5年生では、臨床実習と呼ばれる患者さんを相手にした実習を行い、
6年生は、国家試験に向けて 総まとめを行います。
一般の大学では120~130単位で卒業でき、
選択科目も多いわけですが、
医療系の大学では、200以上の単位取得が必要で、
1年生の時から、朝9時から4時くらいまでは
最低でもフルに授業が詰まっていて、高校生の延長みたいな感じなんです。
学年が上がるにつれて、夏休みや冬休みもなくなり、
5年生には社会人として扱われた覚えがあります。
もちろん大学生ですから、放課後は青春をしたりもしましたが
基本的には勉強の毎日・・・。
気づけば、みんな 患者さんの事を 第一に考える医療人に成長してるといった感じですね。
歯科大学は、残念ながら、医科に対して 安易と思われる部分がありますが、
6年間は非常に厳しく、国から 最後は試験されるわけで、
非常に努力しないと、合格は出来ないと思います。
歯科医師過剰の時代に入り、現在の国家試験の合格率は60%くらいです。
毎年多くの浪人生が生まれていることに加え、合格率は 年々低くなっていて、
歯科は非常に厳しい時代に入ったと思われます。
・・・・といった感じで、ここ最近の合格者達は なかなか厳しい国の試験をPASSしているため、
私は、個人的に、大きな努力が出来る歯科医師たちが生まれ、育っているのでは思い、
最近は 暗いニュースしかない歯科界ですが、
素晴らしいニュースをもたらしてくれる日も 近いのではないかと期待するばかりです!