デンタルサークルのご報告【美顔トレーニング】

先日3月18日、当院にて
第43回デンタルサークルが開催されました。
今月のサークル内容は『健康美人への道』でした。

今回は、こんなに可愛いお客さまもいらっしゃいました!

 

写真左は、木下歯科医師です。

10年後の自分の顔を鏡を使って
確認しています。

 

鏡を下に置いて、その鏡を
覗き込むように見ると
普段使っていない筋肉が重力に引かれて
下に落ちてきた顔が映ってくると言われています。

10年後の顔に近いご自分のお顔を
見ることができる・・というものです。

 

そうならないために表情筋を鍛えよう!!というお話でした。 

少しくらいの たるみでしたら、鍛え方次第で戻ることもあるそうです。

表情筋を鍛えるには、マッサージなど様々な方法があるとされています。

 

 

表情筋の鍛え方の1つに
ペットボトルを(歯で咥えるのではなく)
『唇だけの力で咥えて下を向く』というものが
あるそうです。

500ccのペットボトルに、男性が150cc、
女性が100ccのお水を入れて
10秒間そのままkeepします。

唇力アップで、目の下からの
しわ予防ができるそうです。

 

 

上記のものは、『パタカラ』というものです。
本来は、脳梗塞などのリハビリ用に開発されたものだそうです。

こちらの商品に関しましては、市販もされています。
ご不明な点がございましたら、歯科医師・歯科衛生士にお問合せください。

 

 

第41回デンタルサークル『全身麻酔』/ご報告

先日、1月27日 
第41回デンタルサークルが開催されました。

今回は、高谷歯科医師によります
『全身麻酔』でした。

高谷歯科医師は、現在 東芝林間病院の
全身麻酔の担当医師でもあります。

全身麻酔というと、「眠っている間に手術する」という
イメージしかないのではないでしょうか?

手術がある時には、基本的に、当日 お食事は無しになります。手術がお昼からであっても、当日の朝食はストップになります。何故かというと、全身麻酔をかけると、筋肉が全く使われない状態になりますので、胃の中に何か食べ物を入れた状態で眠ってしまいますと、手術中に胃液が逆流してしまって、食道・気管・胃・肺の壁を傷つけてしまいます。
そのため、手術前には胃の中をカラッポにします。

実際、眠っている間に、どんなことがされているのか等、普段、聞くことのできない全身麻酔のお話に
質問もたくさんして戴くことができました。

みなさん、今まで抱えていらした不安を取り除くことができたようでした。

←注射で吸って、それを点滴から流し込むもの


流し始めて 7~10秒で意識が遠のきます。

昨年、世界中で大きな話題になりました。
持続して流し込み、
そのまま息がなくなってしまい、亡くなってしまった薬、
『プロポフォール』です。

大豆や卵からできていて、アレルギーのある方には
使用できない薬です。

基本的には、静脈内鎮痛薬と言って、眠くなるだけで痛みなどは取れないものです。そのままメスなどを入れてしまうと、患者さんは痛くて飛び上がってしまいます。これだけですと、麻酔が浅いということですね。

体重で量を決めていくのですが、これを体重の2倍の量を入れてしまいますと、息が止まってしまいます。ですから、(昨年世界中のニュースになった件は)そのまま亡くなってしまった訳ですね。

注意が必要な薬です。

 

 

他にも、私たちの知らないようなお話をたくさん聞くことができました。

デンタルサークルの日程は、急に決定することもありますので、お知らせが遅くなってしまうこともあり
お叱りをお受けすることもあります。大変申し訳ありません。

できるだけ早めにお知らせしていきたいと思いますので、
ぜひ お友達を誘って、又、お一人でも お気軽にご参加ください。

 

 

 

デンタルサークル『脳の秘めたる底力』7/大脳と小脳

nou.JPG(左図:クリック後、拡大します)

小脳は「小」と書きますから、大体 女性で120g前後、男性で130g前後。ミカンのLサイズくらいです。

小脳の神経細胞は、1000億あります。
大脳の神経細胞は、140億です。

大脳に関して、私たちは一生の内に10億しか使っていません。今まで「脳みそから生まれた」とか言われている昔の有名人を探っていくと、1番使った方で、20億一寸と言われています。

残りは、いざ何かあった時のためにあるのです。
交通事故に遭って脳の一部が死んでしまうとかね、そのような時のためにあります。

量的に考えると「小脳1000億」というのは凄いですよね。
大脳でも140億あって、10億しか使わない。一生の間に1割も使わないのですからね。

大脳よりも小脳の方が、はるかに多い理由がどこかにあるはずですね。

小脳は、「技の記憶の場所」と言われています。
ピアノとか、そろばん、裁縫、水泳など。

すぐには身につかないですね。やはり「石の上にも3年」。


あと、最近分かってきたのは、筆跡です。
事件が起こると、警察の科学捜査研究所・・ああいう所で筆跡をチェックしています。

筆跡というものは小脳が記憶したものなので、早々変えられないのだそうです。
だから、指紋に匹敵する『癖』なのです。

今、世の中で、いろいろな殺人事件が起きています。

大脳と密接な関係があります。

目の前に何か困ったこと、切羽詰ったことが起きますと、
大脳は小脳に「今までにそんな例があるのかな?」と問い合わせをします。

例がないと、戸惑ってしまいます。
私たちも戸惑うことがありますよね。あれは『元』がないからなのです。
元がないから、どうしたら良いのか分からないのです。

そこに良い情報が入っていると、大脳の前頭葉(命令を出す場所)から運動神経に「こうしろよ」と命令が出ます。悪い情報が入っていると・・・以前、P・G・Kというお話をしたと思いますが・・・

P・・・パソコン G・・・ゲーム K・・・携帯

あそこで どっぷり浸かってしまっているお子さんたちの脳は、どんどん衰えてしまっているので、殺人ゲームなどがあると、それが跳ね返ってきます。

「殺してもいいんだな。」

そんなふうに殺人が平気で起きてしまう。

いつだったか、長崎の方で、小学生が両親を殺してしまいました。
その時に、全国でアンケートをとりました。その中の1つに「人は死ぬとどうなるのか?」という質問がありました。小学生で「生き返る」と答えたお子さんが6割いました。
ゲームはリセットできます。
人間もリセットできると思ってしまっているのです。

怖いですね。

小脳に良い情報を入れておくということは どれ程大事なことなのか・・・ということです。


次回は、2009年12月のデンタルサークル『脳の秘めたる底力』でお話していただきました医学博士の佐藤芳伸さんご自身が体験された『記憶』のお話です。