先日4月4日(木)に第70回デンタルサークルが
開催されました。
今回は、NPO法人 話し方HR研究所の講師をしていらっしゃいます
千葉久美子先生をお招きしまして、
「心と心をつなぐ話し方」をお話していただきました。
※写真左
左:千葉久美子先生
右:当院院長 川口和子
私事ですが、ブログ管理人の私も最近、式に出席する機会が非常に多く、この日も、ある式に出席後、ギリギリで医院に入りました。比べるという行為は失礼なことなのですが、敢えてお話させて頂きますと、さすが話し方講座の先生だな・・と感動しました。非常に濃いお話を聴かせて頂き、又、非常に楽しく、まったく飽きることなく眠くならず時間の経過を忘れさせてくれるようなお話でした。
最近は、挨拶ができない日本人が増えていると聞きます。
たった2~3秒のことである挨拶で好感を与えることができ、そこに、ほんの1秒一瞬の笑顔が加わることで素晴らしい挨拶になります。
このほんの小さなことで、人間関係が変わってきます。
出会いと別れの挨拶をこまめに行うことは非常に大切です。
現代はインターネットやメールといった便利なものがあるがために、それが人間関係が希薄になる要因にもなっています。
「話」という字ですが、どのような字なのか考えたことがありますか?
話というのは、口が2つあって成立し、舌でリズムを取る・・・・そんな意味も含まれているそうです。
「話し上手は聞き上手」とよく言われます。
・相手の目を見て聞く
・「はい」という返事をする時には視線も必ず相手に向ける
・笑顔(明るい表情)で聴く
・あいづちを打つ(相手の言葉を繰り返す)
・名前を覚えて、その時に1~2度は相手の名前を呼ぶ(※名刺を戴いた際も同じ)
そして、話す時は・・・・
・言行一致
・腹から声を出す
・ときめき!
・笑顔(明るい表情)で話す
・敬語よりも丁寧な言葉を心がける(おかしな敬語を使うより丁寧さを心がけた方が良い)
・説教の話し方は避ける
・相手を大切にして、相手の立場を考えて話す
そんなこと分かっているよ~という方もいらっしゃるかもしれませんが、果たして毎日の生活の中で、どれくらい実戦できているでしょうか・・・。
夫婦間でも「お父さん」「お母さん」「パパ」「ママ」「お~い・・・」「ねぇ・・・」「あのね・・・」ではなくて、名前で呼び合うようにしていくと、良い関係になっていく。又は、持続できるそうです。私も今更・・と少し恥ずかしいですが、実践していこうと考えています。
こんなお話もありました。
「雨の日、混み合っている電車の中の出来事です。
あなたは幸運にも座れることができました。
誰かが傘をあなたの隣の人の前の吊革にかけました。かけた人は立っています。
あなたの隣に座っている人は、傘から垂れてくる水を必死に避けています。
あなたなら、どうしますか?」
何をされるか分からない世の中だから知らぬふりをして黙っている?
傘を取って「迷惑なのも分からないのか?」と傘の持ち主を叱りつける?
傘を黙って取って何処かへ移す?
「水が垂れていますから、ご自分で持っていただけますか?」と言う?
このお話は実際にあったことだそうです。
その時の当事者の方(「あなた」)は、
「その傘、私がお持ちしましょうか?」と言ったそうです。
私は、まったく、その言葉が思いつきませんでしたので、本当に感動しました。
私は、おそらく「ご自分で持っていただけますか?」と言ったのではないかなと思いました。
相手の立場を考えて話しているつもりですが、きっと私は「つもり」が多いのだろうと反省しました。
機会があったら、また千葉久美子先生のお話をお聞きしてみたいです。
自分の言葉は聞こえにくいが、他人の言葉はよく聞こえる
(自分の声や言葉も大切にしよう)
自分の顔は見えないが、他人の顔は見える
そのひと言 <高橋系吾 随想>
その一言で、励まされ
その一言で、夢を持ち
その一言で、腹が立ち
その一言で、泣かされる
ほんのわずかな、ひと言が
不思議に大きな、力を持つ
ほんのちょっとのひと言で