フッ素によるインプラントの腐食について

チタンは、金属の中で最も安定で、生体親和性が高いといわれています。しかし、チタン(合金)インプラントは一般の歯磨き剤に含まれる『低濃度フッ素』によって腐食してしまうことが明らかになりました。

インプラントを埋入した患者さまのプラークコントロールがきちんとできていないと、インプラント周辺にミュータンス菌などの細菌が繁殖します。繁殖した細菌が生産する酸によって、インプラント周辺のpHが低下し、酸性状態になります。このような状態の中、フッ素配合歯磨き剤を使用すると、フッ素イオンが遊離し、口の中の水素イオンと結合、チタン腐食性の高いフッ素が生成されます。

インプラントが腐食してしまうことで、粗造になったインプラント表面に口腔内細菌が根強く繁殖し、インプラント周囲病変の発症原因になり得ることが予測されます。

埋入されたインプラントを永く保つためにも『フッ素無配合の選択』がプロフェッショナルケア・セルフケアにおいて、重要な予防策になると考えられます。

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ジェルコートIP の特徴

・フッ素無配合
フッ素によるチタンインプラントの腐食を防ぎます。

・高い殺菌力
塩酸クロルヘキシジン配合で、インプラント周辺もしっかり殺菌。

・歯肉の活性化
ビタミンE、ビタミンC(誘導体)、OIM加水分解コンキオリン配合で、元気な歯肉に。

・研磨剤と発泡剤の無配合
ブラッシングによるインプラント(上部構造)や天然歯の摩耗を防ぎます。
毎日の歯磨きには、歯面を傷める成分は必要ないと考えています。
又、しっかりと時間をかけたブラッシングが予防の基本と考え、発泡剤は無配合にしています。

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参考資料冊子 weltec より