治療したのに、また虫歯になる

Q. 以前、治療した部分が、またすぐに虫歯になってしまいます。なぜですか?

 

A. これは、上手に歯を磨けないことが原因です。

以前、『治療した歯の使用平均年数』という厚生労働省のデータがありました。

レジン充填(プラスチックの詰め物)・・・5.2年

インレー(金属の詰め物)・・・5.4年

クラウン(金属の被せ)・・・7.1年

治療が終わったら、3ヶ月後にもう一度、歯科医院へ行き、メンテナンスを受けてください。3ヶ月もすると、お口の中には歯石などが付いてきます。歯科医院では、磨き残しがないか?ということや、歯ブラシ指導などもしていると思います。3ヶ月ごとにメンテナンスや指導を受け、お口の中の良い状態を保つようにしてください。

3ヶ月ごとのメンテナンスが習慣になってしまうと良いのですが、たいていの患者さんは、一度行かなくなってしまうと、ついつい、痛くならないと歯科医院へ行かないということになってしまいがちです。

すると、悪い状態に戻ってしまうだけではありません。

虫歯があって削った状態(治療済みの状態)というのは、元の健康な歯の状態に比べ、
虫歯が進行すると、それがまた虫歯になった場合に、金属に沿って進んでいったりして、前よりも悪い状態になりやすくなります。
目に見えないので、『虫歯になった(穴が開いた)から行かなくちゃ・・』という状態になりにくくなります。

参考:むし歯のページ